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気を付けよう ヒトメタニューモウイルス感染症

気をつけよう!ヒトメタニューモウイルス感染症

監修:福島県立医科大学 小児科 主任教授 細矢 光亮先生

ヒトメタニューモウイルス感染症ってどんな病気?

上気道炎、気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症を引き起こすヒトメタニューモウイルスの感染症です。
初感染は生後6ヶ月頃から始まり、2歳までに約半数が、遅くとも10歳までにほぼ全員が感染します。一度感染しても十分な免疫を得ることができないので、何度か繰り返して感染すると言われています。乳幼児や免疫力が低下している患者さんでは重症化することがあり注意を要します。

流行時期
おもに3月~6月
感染経路
  • 飛沫感染(口や鼻から感染)...咳やくしゃみ等で飛び散ったウイルスを吸い込むことで感染します。
  • 接触感染(ウイルスに触れて感染)...ウイルスを含んだ飛沫や鼻水の付いたタオルや食器等を介して感染します。
潜伏期間
4~6日
症状
咳・発熱・鼻水
咳、鼻水、発熱などの風邪の症状を呈しますが、普通は1週間程度で良くなります。
重症化して気管支炎や肺炎になると、高熱、喘鳴(呼吸時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」というような音がする状態)や呼吸困難を伴うようになります。
発熱や咳が持続する場合は、気管支炎や肺炎の可能性がありますので、早めに受診しましょう。

ヒトメタニューモウイルスの検査

ヒトメタニューモウイルスの検査は簡単です。
ヒトメタニューモウイルスの検査は、検査の材料を鼻の中から綿棒でぬぐい取るだけで簡単に行うことが可能です。検査の結果も10分くらいですぐにわかります。
ヒトメタニューモウイルス感染症の診断は、検査結果および臨床症状を考慮して医師が総合的に判断しておこないます。

ヒトメタニューモウイルスの検査

ヒトメタニューモウイルスの治療

ヒトメタニューモウイルス感染症への特別な治療法はなく、特効薬もありません。このため、症状を和らげる咳止めや解熱剤などの対症療法が行われます。
熱が3~4日以上続く場合には、細菌による中耳炎や肺炎、気管支炎を併発している場合があり、抗菌薬による治療が必要になることもあります。
高熱が続くと体力を消耗し、脱水症状を引き起こすことがありますので、水分を補給し、安静にすることが大切です。

ヒトメタニューモウイルスの治療
お子さんが感染したかな?と思ったら
ヒトメタニューモウイルスの治療

ヒトメタニューモウイルス感染の予防

現在、ヒトメタニューモウイルスに対するワクチンはありません。従って、普段の感染予防が重要です。
くしゃみや咳で飛び散ったウイルスを吸い込んだり、鼻水のついた手で触ったタオルや食器で感染が広がります。保育園・幼稚園・小学校などの集団感染にも注意が必要です。
また、家庭内でも感染してしまうことがありますので、家に帰ったら、手洗い、うがいを徹底しましょう。感染が広がらないようにマスクを着用し、タオルや食器をわけるなど感染対策をしましょう。

感染の予防
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